山村洋装の紳士服は、婦人服から始まった服作りの歴史が育んだ、やわらかく多様な表現を特長としています。
婦人服を中心に培われた感覚と、紳士服を中心に培われた感覚では、たとえ同じデザインであっても、完成した服の印象は大きく異なります。設計の考え方や仕立ての技術にも、それぞれ独自の特徴があります。
純粋な意味での伝統的な紳士服であれば、紳士服を専門としてきた職人の方が得意な分野もあるでしょう。でも、婦人服を作り続けてきたからこそ生かせる感覚や技術も数多くあります。
山村洋装が目指しているのは、そうした婦人服作りの経験を生かした紳士服です。「男性の服だからこうあるべき」という固定観念にとらわれず、やわらかさやしなやかさ、そして少しの遊び心を持った紳士服を提案したいと考えています。